Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

アルミ溶湯と鉄の相性—溶け出しのその原因と対策

セラミックコート焼結した20Aのパイプ

20A x 1,330mm ※15Aタイプはありません

耐溶損インジェクションパイプ

ランスパイプが1ヶ月もつという会社さんもあれば、「交換したばかりなのに、もうパイプが薄くなっている……」という工場もいらっしゃいます

その違いの原因は何でしょうか

そもそも、なぜパイプが溶けるのか?

鉄製のパイプをアルミ溶湯に浸けると、接触した界面に反応層(Fe-AlやFe-Al-Si系の金属間化合物)ができます。この層が少しずつ成長・剥離を繰り返すことで、パイプの肉厚がじわじわ削られていく——これが溶損の正体です。

「Siが高いほど鉄を侵食しにくい」——現場でそう聞いたことがある方もいるかもしれません。

一般にAl溶湯中にSiが多いと、界面にFe-Al-Si系の反応層が形成され、これがある程度バリアとして機能します。研究レベルでも「Si%が高いほど反応層の成長が抑えられる」、つまり鉄が溶けにくい方向に働くことが報告されています

しかしSi%は界面反応に影響する因子のひとつではあるのですが、それだけでパイプ寿命を語るのは難しいのが現場での実感です。

現場で溶損速度を左右するのは、むしろこちらの要因です。

  • 溶湯側のFeの飽和度(まだ吸収できるか)

  • SSパイプとの接触時間と局所温度

  • 撹拌や流れによる反応層の剥離

  • パイプの材質と反応層の保護性

Si%だけを見て「この材料ならFeは溶け出さない」「この材料は危ない」と判断すると、材質選定を誤るリスクがあります。

低Feのアルミ合金が要注意

たとえばSilafont-36はFe含有量が0.15%以下に抑えられた低鉄アルミ合金です。溶湯中にFeが少ないということは、溶湯が「まだFeを吸収できる余力がある」状態ということです.低Fe管理されたAl-Si溶湯では,溶湯側がFeに対して未飽和であるため,鋼材と接触した際のFe溶出・界面反応が進みやすいその分、消耗が加速しやすいと考えられています.

SUSはむしろダメ

消耗に悩んで「パイプの材質を変えてみよう」となったとき、まず候補に考えがちなのがSUSです。

SUS(ステンレス鋼管)

「錆びにくい=長持ちするのでは?」と考えたくなりますが、アルミ溶湯では話が変わります。

アルミ溶湯中の実使用では必ずしも長寿命とは限りません.

むしろダメ

1)SUSはSSよりも熱伝導率が低く、膨張係数が大きいです
溶湯からの出し入れで内部に応力が溜まり、表面の反応層(酸化層)が割れます.

2)SUSにはNiやCrを含みます
NiやCrはアルミ溶湯と接触すると複雑な金属間化合物を形成します.その後、応力割れや繰り返し使用により表面の反応層が剥離し、ボロボロと崩れるように損耗します.Al-Ni系化合物も、Al-Cr系化合物も比重が重いため炉底沈降物になりやすいですが、酸化アルミや水素ガスを巻き込んだ複合片になると(見かけ密度が下がるため)湯面に浮き、ラドルに掬われると製品中に入ってしまい欠陥となります

ステンレスとはいえ主成分は。NiやCrがアルミ溶湯と直接接触している以上、反応層の形成と溶損は避けられません。材料コストがSSより高い割に、寿命の改善幅が小さいケースが多く見られます.一方でSSは徐々に肉厚が減る形で損耗するため、結果として現場ではSSの方が長く持つと感じられます.

低Feアルミではないのにランスパイプが溶損する場合は下記をチェックしてみてください

1)フラックス処理中の温度を下げれないか
カナエフラックスは670°Cから反応します.下げても670°C以上にしてください

2)良かれと思ってSUSパイプを使ってないか
内部応力割れと反応層の剥がれ.SUSは応力割れを起こすため速く傷みます

3)回転脱ガスしているところに鉄パイプを入れてないか
反応層が流速によって剥離していくため速く傷む可能性があります

パイプの内側にもライニング

セラミック被覆のため内径は19.6mmと、20Aのわりにはやや狭め

セラミック被覆鋼管とは?

そこで注目したいのがセラミック被覆鋼管です。

鋼管をベースにしながら、接液面と内側を特殊な保護層でコーティングした構造になっています。鉄がアルミ溶湯に直接触れないため、Feが溶出しません

湯跳ねが大丈夫か

当社のフラックスフィーダーでは、湯はねはほとんどの場合大丈夫です.危険な湯はねはフラックスの切り出しが間欠的な場合や、秒当たりの供給量にムラがある場合に起きます.カナエのフィーダーはフラックスの切り出しが無段階に調整でき、単位時間当たりで一定量ずつ供給できます.

しかし20Aにして湯はねは大丈夫なのか、気になるお気持ちもわかります.ご想像どおり15Aと比べて、20Aの方が気泡が大きく成長しがちです.大きくなってから浮上すると湯はねが大きくなる可能性があります.気になる場合は以下のように対策してください.

(20Aとはいえセラミック被覆鋼管は被覆の厚みと、出口付近の釉薬の液溜まりもあって狭くなっているので15Aの内径とあまり差がなく、気泡(湯はね)は小さくなる傾向です)

対策

1)湯はねしてもいいように周囲を養生する、保護具をしっかり装着する
2)以前紹介した円盤状のもの(例:丸鋸刃)をパイプに付けるて跳ねをブロックする
3)流量をうまく調整する
4)炉上に蓋をつける

フラックスをガスに運ばせる仕組み上、ホース内では最低10m/s〜ほどの流速が常に必要です.0.4MPaの圧力で、流量はこの範囲で調整してみてください.遅いと5mのホース内で沈降→狭窄→閉塞します

(流量計からホース内流速が概算できます)
44L/min(実流量で20L/min)→10.7m/s(5mのホース内流速)
55L/min(実流量25L/min)→13.4m/s(ホース内流速)

ゴムホース(内径6.3mm)を通り抜けたフラックスは慣性と重量でパイプ内を落ちて行きます(ガスの流速はパイプ内では2〜1m/sに急減速しますのでガスではもはや飛びません)

一方で、フラックスの停滞・閉塞を起こさないために

流量は大き過ぎても、絞り過ぎてもダメです.上述のとおり、ホース内での流速は常に最低10m/s〜必要です.フラックスは常に一定量ずつ切り出し続けているからです流速が出なくなったときにはフラックスが飛んでくれず、スクリューケースの直下やホース内で沈降して狭窄、やがて閉塞します

流量が落ちてしまう状態はランスパイプを底突きした場合にも起きます.ガスの出口がなくなってしまうからです.炉底(深さ)を探る場合は斜めに着地してください.

フラックスを閉塞させてしまった場合は、(フラックスの切り出しスイッチをオフにして)できるだけセラミックコートのない鋼管部分をカンカン叩きながら、パイプに入った溶湯が抜けるようにまっすぐ溶湯から引き抜いてください

四分(15A)と六分(20A)のユニオン

内径は16.1mmと21.6mmですが、断面積は約1.8倍差

さて、湯跳ねせず、フラックスをランスパイプまで飛ばす設定ができれば、後はフラックスをできるだけ減速させずにパイプ内を落とすだけです

当社の標準使用ではランスパイプ側に六分(20A)のユニオンを採用していますが、この先で結局15A(作業時の持ち手になるニップルです.非消耗品部)に絞っています.粉体配管が途中で太ると、その部分で減速、壁面衝突が起こりやすくなるとも言われていますので、15Aユニオンの方が良い可能性があります.

出荷時の製品仕様(20Aソケット)でも問題は出ていませんが、気になる方は持ち手側ニップルにつながるユニオンを15Aに変えてみてください.

20Aには末端で拡げる

消耗品部に20Aを使う場合には、その直前部分で15A x 20Aの異径ソケットで広げてください.流速をできるだけ下げない接続です

アルゴンが推奨

ガスには窒素ガス(対空気比重0.97)とアルゴンガス(同 1.38)を使用できます.1atm(大気圧下)でアルゴンの方が約1.42倍重いのがポイントで、フラックスを落とす力になるとともに、炉の内側のフトコロ部分(溶湯湯面と炉縁トップのアキ・余裕高)に溜まってくれるため、湿気(水)を含む空気と絶縁(ガスカーテン効果)してくれます.

窒素じゃだめなのか?ですが、窒素はやや空気よりも軽いため溜まってくれず、条件によって窒化アルミ(AlN)などの介在物が発生し、製品中の異物欠陥や工具の摩耗や欠けの原因となる可能性があります.品質重視の現場ではアルゴンがおすすめです

実際に溶湯内の水素ガス量に差がでるかどうかについては、炉の形状や設備、運用にも拠ります.「劇的に不良が減った」「変わらない」両方の声があります.1.4倍重いことによるアルゴンのガスカーテン効果はあるはずですから、それをキャンセルしない運用ができれば不良対策に利用できるはずです

今回は以上です

(次回は鎮静について)

最後に、

溶損が課題、もしくは困ってはいないけれど気になる、セラミック被覆鋼管を試してみたい方は当社神戸オフィス(info(@)kne-hitec.jp)までご連絡ください.無料サンプルはありませんが、1本から販売が可能です(本数がまとまれば多少安くなる可能性があります)

ブログに書いているのは当社のノウハウのごく一部です.技術相談、保持炉洗浄のご相談もお待ちしております(全国出張可).

また溶湯の数値管理は各社未着手の領域です.熱分析装置とフィーダーがあれば、各社生産技術さまので独自の知見が蓄積できます.型側(温度や方案、鋳造方式など)の対策では攻めきれない不適合率削減や熔解歩留改善、燃料費削減などの社内目標の結果を上げやすい領域です.まずはWeb会議の予約から

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

ナトリウム系フラックスが引き起こす3つ目の異変(後編&まとめ) / The Triple Threat of Sodium in Aluminum Casting(Part2/2)

AIによるイメージイラストです.※当社よる徹底洗浄は溶湯がある状態で行います.

前回、ナトリウムはアルミ合金溶湯の湯面の皮膜を変化させ、水素吸収、酸化物の増加、湯流れ性低下の原因になるということと、

そして、添加してないから関係ないと思っていても実はフラックス経由でナトリウムが溶湯(溶融アルミ)に入ってしまっているケースが非常に多いこともお伝えしました.

...例えそうだとしても「ナトリウムは飛ぶから溶湯に残らないと聞いたことがあるし、どうなの?」と思われた方もいるかもしれません.

通常の熔解〜保持温度域でナトリウムの蒸発はこぐわずかで、酸化や化合反応によるナトリウム消費(フェーディング)が支配的です.

ほとんどのナトリウムは飛ばずに化合物化して、そのぬれ性のために溶湯中に分散・滞留しやすく、もはや分離できない状態になります.さらに当社の熱分析では、Srではフェーディングとともに共晶開始温度が元の状態へと戻るのに対し、Naはフェーディングしたとしても低下した共晶開始温度はその後も元の値に戻らない傾向が確認されています.

Naがこのような不可逆的なダメージを溶湯に残す原因については、溶湯中でのナトリウム酸化物やアルミノシリケート(ガラス相)形成との可能性が考えられますが、詳細なメカニズムについては今後の研究が必要です.とはいえ、事実は確認されていますので、皆さんは現場に活かせばいいだけです.

このようにナトリウム汚染された溶湯は(原因や機序は解明されていませんが)Siの凝固が始まりにくいために引け巣やSi偏析が起こり得ます.湯流れも悪いのでダイカストで二枚皮が起きます.どうしても冷えにくく凝固しにく場所にはBifilm(バイフィルム ※前回参照)と水素ガスも寄ってきますので、しばしば見かける「引け巣とガスと酸化物の複合欠陥」になります.

心当たり、ありませんか

当社の徹底洗浄時には炉底や炉壁から青みがかったものが浮き上がってくることはよくあり、これは当社のフラックスで除去されたナトリウムです.ナトリウム由来の反応物が炉内に長期間残存していることを示唆しています.

何度も言いますが、ナトリウム系フラックスは鋳造欠陥の原因です

さて本編の続き(後編)のスタートです


AIによるイメージイラストです.

炉壁を蝕むナトリウムフラックスの恐怖

反応性が高いナトリウムは炉壁の耐火物とも反応しやすくなり、炉の損傷や寿命低下の原因となります.

特に問題となるのは、ナトリウムを含むドロスや反応生成物のぬれ性の高さ(=分離性の低さ)と耐火物表面に強く固着する点です.ドロスと一緒に除去しようとしてもビクともしない場合があり、無理にこそぎ落とそうとすると耐火物表面が削れ、炉体の損傷につながります.

主なメカニズムは次のように考えられています.

1. 耐火物のガラス化(脆化・低融点化)

ナトリウムは耐火物の主成分であるシリカ(SiO2)やアルミナ(Al2O3)と反応し、ナトリウムアルミノシリケートなどのガラス相を形成することがあります.このガラス相は耐火物の粒界に生成され、結晶同士の結合を弱め、ぬれ性が高いため湿布のように張り付いて耐火物組織の脆化が進みます.

2. 高いぬれ性に起因する毛細管攻撃

一方で、カリウム系フラックスを使用した場合にも低融点相が生成する可能性はあります.しかしナトリウム系とはその挙動が大きく異なります.

その違いは「ぬれ性」です

ナトリウム:ぬれ性(高↑↑↑↑↑)10だとしたら
カリウム:ぬれ性(低↓↓↓)2か3
※相対的なイメージです

ナトリウムを含む反応生成物は、耐火物や溶湯に対するぬれ性が高く表面張力も弱く、炉壁や溶湯表面に強く付着するだけでなく、耐火物の微細な気孔へ浸透しやすくなり、多孔質構造中へ毛細管作用によって内部まで侵入し深いところで脆化が進みます.

そして耐火物内部に浸透した溶湯やナトリウムが成分が反応すると、新たな化合物の生成に伴う体積変化が生じます.これに加え、生成相と母材との熱膨張係数の差により、加熱・保持サイクルのたびに内部応力が蓄積されます.その結果、耐火物内部に亀裂が発生し、表面がウロコ状に剥がれ落ちます.

一度剥離が始まると、そこからさらに浸食が進む悪循環に陥り、炉の寿命は大きく短くなります.

カリウム系フラックスの場合は、反応生成物の粘性も低く、耐火物や溶湯に対するぬれ性も小さく表面張力も強いため、溶湯中から分離して浮上・排出されやすい傾向があります.また炉壁にもベタベタと粘着しません

3. 固着ドロスの除去による機械的損傷

ナトリウムを含む酸化物や反応生成物は耐火物表面に強く固着するため、日常の清掃時に無理な除去作業が必要になる場合があります.このとき、化学的に脆くなった耐火物表面をスクレーパーなどで削ることで、表層が剥ぎ取られ、摩耗が加速します.このような機械的損傷の蓄積が、炉の寿命を大きく縮める要因となります.

溶湯や混ぜ棒、滓取り棒との接触によって削れやすい状態となり、浸食が進行します.

溶湯だけでなく、炉も傷めます...

 

ナトリウムの影響(まとめ)

AIによるイメージイラストです.

先週の内容と合わせて総括すると、ナトリウム系フラックスは「静かな破壊者」でもあるということです.

ナトリウムはAl-Si合金の共晶組織を微細化する改良機能もありますが、同時に溶湯表面の酸化皮膜を変化させ、水素吸収、酸化物の増加、流動性の低下、さらには炉壁の劣化まで引き起こす可能性を持っています.

ナトリウムは「残留し粘着する反応」、カリウムは「分離する反応」と言い換えることができます.
ナトリウム系フラックスにはデメリットしかありません.
不良対策の第一歩は今のフラックスを止めることです.

・・・・・・・・・・

今のフラックスをやめて、どうするか

当社のカナエフラックスに切り替えてください.もしくは、今お使いのフラックスのSDSを送っていただけたらご相談に乗れます.熱分析装置で調査したところ、ちゃんと効く他社製フラックスは2種類だけです

カナエフラックスは1箱(20kg)からお求めいただけます

しかし、切り替えてすぐに欠陥がゼロになるわけではありません.なぜなら、これまでに蓄積された「積年のナトリウム」が炉壁や炉底にこびり付いているからです.じわじわ取れてきますが、除去できるまでには時間がかかります.炉壁や炉底から取れたナトリウムは溶湯に移るのでその影響はしばらく出ます.

AIによるイメージイラストです.

積年のナトリウムの影響をなくすためには、1回の処理で取り切ることです.

みなさんでやりたいお気持ちはわかりますが、できません
専用の道具があるからです

また、道具があっても徹底的にはおそらくやれないです.
どこまでやれば良いかがおそらくわからないからです.
こんなもんかな?でやめてしまうと、取りきれてません.

有料ですが当社に洗浄を依頼してください
当社の処理を見てからなら2回目以降はできるかも知れません

教えながらの徹底洗浄は無理(1回目は当社も必死の洗浄作業ですので教えている余裕はありません)ですので、別途そのための技術指導は可能です

リセットした後に当社フラックスにすると、しばらく良い状態を維持できます

「これぐらいやらないとダメなんだ」が経験でわかるのは、そのまま御社のノウハウに残りますので、むしろお得です

AIによるイメージイラストです.

カナエフラックス

一般ナトリウム系フラックスとの違い――「混ぜる」から「分ける」へ

ナトリウムは溶湯中で酸化物との界面状態を変化させ、酸化物が溶湯を抱き込んだ「粘るノロ」になりやすくなります.いわば界面活性剤のように、本来は分離すべき酸化物と溶湯を「仲良くさせてしまう」作用です.

一方、当社フラックスは、分離すべき酸化物と溶湯を分ける働きをします.

1. 酸化物とアルミを「分ける」分離作用

ナトリウムによる「粘るノロ」の正体は、酸化物の隙間に液体アルミが入り込み保持された状態です.当社のフラックスは酸化物を捕集し、酸化物の隙間に入り込んだ液体アルミを押し出す作用があります.その結果、酸化物だけが乾いた状態で浮上しやすくなり、ノロ中のアルミ含有量が減って溶解歩留の改善や炉壁への付着低減につながります.熔解歩留が良くなりますので、当社に依頼いただくフラッシング費用やフラックス代はすぐに元が取れます

2. 反応の完結性(キレの良さ)

当社のフラックスは酸化物や不純物を捕集すると、安定した化合物の形を保ったまま速やかに浮上します.溶湯に溶け込んだり混ざり込んだりしにくいため、処理後の溶湯がすっきりしやすい特徴があります.これに対しナトリウムは溶湯中に残存する場合があり、いつまでも粘りや酸化物増加の原因として居座り続けます.

3. 炉壁保護への効果

酸化物が乾いた状態で分離されるため、炉壁への固着が起こりにくくなります.また不純物が速やかに浮上することで、耐火物の気孔へのアルミの浸透も抑えられる傾向があります.その結果、清掃時の物理的負荷が軽減され、炉の寿命維持につながります.

現在の炉の状態をチェックするセルフチェックリスト

チェック 0個
非常に健全な状態です.現在の溶湯管理を継続しましょう.

チェック 1個以上
⚠ 危険レベル
1個でも当てはまれば、1つだけということはないはずです.酸化物やナトリウム成分が炉内に蓄積している可能性があります.炉内状態やフラックスの種類を確認することをおすすめします.


保持炉の洗浄サービスのご紹介 / Restore Your Melt Quality

保持炉や汲出口の徹底洗浄で溶湯のキレを取り戻しませんか

当社のフラックスを使用した洗浄は、単に溶湯をきれいにするだけではありません.積もりに積もったナトリウム由来の「粘りの原因」も根こそぎ分離・排出します.保持炉ないを一度リセットした後、カナエフラックスを継続使用されると効果的です.追加費用はかかりますが、同時に溶湯管理勉強会や、熱分析もおお勧めします.分析結果のレポートも有料ですが承ります.

イメージです

「一度、うちの炉を見てほしい」というご相談もお待ちしております

【お問い合わせ・お見積り依頼はこちら】
info(@)kne-hitec.jp

洗浄前の様子
湯面には虹模様(干渉色)がありますが、これはAlとNaとMg系の複合酸化物です.湯面の上下動でで炉壁に酸化物が固着しています.溶湯だけをきれいにしても、湯面のナトリウム化合物と炉壁、炉底から常に汚れが供給されます.

洗浄後の様子
湯面の虹模様は消え、炉縁の汚れも取れました.カナエフラックスで処理すると、表面張力が回復してアルミナの膜が切れにくくなり、湯面が上下しても溶湯が付着しにくくなります.カナエであれば、保持炉側のヒーターの隙間の汚れも洗浄処理できます.

洗浄後に表面張力の回復したアルミ溶湯.皮膜が切れにくいので酸化物が溶湯に入って行きにくく(=水素ガスを吸いにくい)、溶湯が炉壁に再びへばりつく様子もありません(=耐火物を傷めにくい)

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

ナトリウムが引き起こす3つの異変(前編) / The Triple Threat of Sodium in Aluminum Casting(Part1/2)

「溶湯表面が部分的に青っぽい」「虹のように見える」などと感じることはありませんか / Bluish rainbow appearance

今回は、その「青」の正体についてお話しします.

溶湯が青や虹色に見えるのは、ナトリウム(Na)の影響によって溶湯表面の酸化皮膜の性質が変化するためです.

アルミ溶湯の表面には通常アルミナの薄い酸化皮膜が形成されますが、Naが存在すると酸化皮膜の組成が変化し、Naを含む複合酸化膜が形成されます.この酸化膜は非常に薄い膜であるため、光が膜の表面と内部で反射して干渉し、青や虹色のような干渉色として見えることがあります.

Naは共晶の改良材として使われるため、あえてタブレット状のものを投入して添加している場合もあります.粗大な板状や針状のシリコン(Si)を微細な粒状に改良させ、機械的特性を向上させるためです(この目的にはNaよりSrをお勧めします).

一方で「うちはNaは入れていない」という声もよく聞きますが、調べてみると使用中のフラックスにNa化合物が含まれていたというケースは珍しくありません.長年使い慣れたフラックスでも、SDSを確認したことがない方は意外といらっしゃいます

フラックスの中にはNa化合物を含むものが多いです
Flux-Source Sodium: A Potential Risk

一度、お手元のフラックスの SDS(安全データシート) の成分欄に Na や ナトリウム、ソーダの表記がないか確認してみてください.

なお、SDSにすべての成分が記載されているとは限りません.「分からない」という場合は、ご相談ください..ナトリウムを添加しているつもりがないのに、溶湯中にNaが混入しているケースは少なくありません.


水素ガスを呼び込むNaの影響 / Hydrogen Gas Absorption

ご存知のように、ナトリウムが溶湯に含まれていると水素を吸収しやすくなり、ピンホールなどのガス欠陥が発生しやすくなります.これはナトリウムが、溶湯表面の状態や酸化皮膜の性質を変化させることによって起こる現象です.

主な要因は次のように説明されています.

ChatGPTによるイメージです

1. 水蒸気とアルミニウムの反応

そもそもアルミ溶湯はに、大気中の水蒸気と反応して水素を発生させる性質があります.この反応で発生した水素は溶湯中に溶解し、凝固時にピンホールなどのガス欠陥の原因になります.しかし通常の湯面にはアルミナからなる酸化皮膜が形成され、溶湯と大気との直接反応を(ある程度)抑えるバリアとして働いてくれています

ここにナトリウムが存在すると、この酸化皮膜の組成や性質が変化しバリアとして働かなくなります

2. 酸化皮膜の性質の変化

ナトリウムのいるアルミ溶湯表面の酸化皮膜は純粋なアルミナではなく、Naを含む複合酸化膜です.このような皮膜は通常のアルミナ皮膜に比べて構造が不安定になり、攪拌や流動によって破れやすくなることが知られています.その結果 溶湯と大気が接触しやすくなり、水蒸気との反応や酸化反応が起こりやすくなります

3. 二重酸化膜(bifilm)の形成

この不安定な複合酸化膜が破れて溶湯内部へ巻き込まれると、しばしば酸化膜が二枚重なった状態になります.二重酸化膜(bifilm/バイフィルム)*と呼ばれ、鋳造欠陥の原因としてよく知られています.*Campbell理論

この二重酸化膜の内部には微小な空隙があり、水素の集まりやすい核になります.凝固時に気泡として成長することで、ピンホールなどのガス欠陥として現れます.引け巣の中に酸化物巻き込みとガスも集まるような欠陥をよく見かけますが、この可能性があります

4. 表面張力の低下と水素の再吸収

またナトリウムはアルミ溶湯の表面張力を低下させる元素として知られています.表面張力が低下すると、溶湯表面の酸化皮膜がさらに破れたり折れ曲がったりしやすくなり、皮膜は断片化した多孔質構造になり大気に触れる表面積が増えてしまいます.湯面以上の表面積が大気に触れるためどんどん水素が入ってきます

そして脱ガス処理によって一度水素量を下げても、Naがいる限り水素を吸収しやすい状態は変わりませんので、脱ガス処理後も水素量が回復しやすく、また湿度が高い環境ではピンホール欠陥が増加しやすい傾向があります.

次は、粘性について

 

Na添加溶湯が“ネバネバ”になる理由 / "Sticky" Behavior of Sodium-Treated Aluminum

ナトリウムが溶湯に含まれていると、溶湯の流れが悪くなり、現場では「ネバネバした感じ」と表現される状態になることがあります.当社の熱分析においても、Naを添加するほどに共晶温度が低下し、かつ凝固時間が長くなる傾向が確認されています.

この現象は溶湯そのものの粘度が増したように見えますが、酸化物の生成や誤った溶湯処理により酸化物の練り込みが増え、溶湯が不純物を多く含んだ状態になることによって起こると言われています.主な要因は次の通りです.

ChatGPTによるイメージイラストです

1. 酸化物量の増加とスラッジ生成

アルミナの蓋が形成されないため、酸化物の生成や溶湯内部への巻き込みが増える傾向があります.その結果、酸化物が溶湯中に微細な粒子としても分散しやすくなります.これらの酸化物は固体粒子として溶湯中に存在するため、量が増えると溶湯はスラリー状の状態になり、流動抵抗が増します.

2. 表面張力の低下による薄〜い酸化膜の巻き込み

そしてアルミ溶湯の表面張力が低下すると溶湯表面に形成される酸化皮膜が破れやすくなり、容易に溶湯内部へ入っていきます.巻き込まれた薄いぶよぶよとした酸化膜は溶湯中で膜状の不純物として分散し、溶湯の流れを妨げる要因になります.

3. 凝固挙動の変化

ナトリウムそのものやナトリウム酸化物はAl-Si合金の共晶反応に影響を与え、凝固開始温度の低下や固液共存状態の長時間化をもたらすことが知られています.そのため温度が低下して凝固に近づいた領域では半溶融状態が長く続き、「なかなか固まらない」「粘り気がある」と感じられることがあります.

 

Naが引き起こす材料トラブル / Other Issues Caused by Sodium

あくまでもChatGPTによるイメージイラストです(正確ではありません)

ナトリウムは溶湯や炉への影響だけでなく、合金の機械特性や凝固組織にも影響を与えることがあります.

1. Al-Mg系合金における熱間脆性

Al-Mg系アルミ合金では、Naが数ppm程度残っているだけで、加工中に割れやすくなる「熱間脆性」を引き起こすことがあります.

ナトリウムはアルミ中への固溶度が非常に小さいため、凝固時に粒界へ偏析しやすい元素です.この粒界に偏析したNaが粒界の結合力を弱めることで、加工時の割れ感受性が高くなると考えられています.

もし現在、AC7AやADC5の鋳造で原因不明の「ひび割れ」や「伸び(靭性)の不足」が発生している場合は、発光分光分析などでナトリウムが混入していないか確認することをおすすめします.当社では不良サンプルをお預かりしての受託分析も行っております.

2. 過共晶Al-Si合金におけるリン微細化の阻害

過共晶Al-Si合金では、リン添加によって生成するAlP(リン化アルミニウム)粒子が初晶シリコンの核生成サイトとなり、シリコンを微細化することが知られています.

しかし溶湯中にナトリウムが存在すると、ナトリウムがリンと結合しやすいため、AlPとして機能すべきリンがナトリウムに消費されてしまいます.その結果、核生成サイトが減少してリンによる微細化効果が弱まり、初晶シリコンが粗大化することがあります.これが機械特性や加工性に悪影響を及ぼす場合があります.

※なお、上記の機序は諸説ある中でも比較的有力とされている説です.当社では、ナトリウム系フラックスは、溶湯にNaが残留していることを気づきにくいことや熱分析で得られた知見も含め、溶湯に与えるデメリットは大きいと考えています.自信を持ってカナエフラックスをお勧めします

(前編はここまでとなります)

ナトリウムの影響はそれだけではありません.

次回、炉そのものにも長期的なダメージを与える可能性についてや、解決策、セルフチェックリストを予定しています.

さて、こうしたナトリウムの影響は、溶湯中だけでなく炉内の付着物や沈降物にも蓄積していきます.日々のノロ取りだけでは取りきれない酸化物や反応生成物が炉底や炉壁に残り、それが溶湯に影響して「粘る溶湯」「湯流れの悪さ」の原因になることがあります.

保持炉の洗浄サービスのご紹介 / Restore Your Melt Quality

保持炉や汲出口の徹底洗浄で溶湯のキレを取り戻しませんか

当社のフラックスを使用した洗浄は、単に溶湯をきれいにするだけではありません.積もりに積もったナトリウム由来の「粘りの原因」も根こそぎ分離・排出します.保持炉ないを一度リセットした後、カナエフラックスを継続使用されると効果的です.追加費用はかかりますが、同時に溶湯管理勉強会や、熱分析もおお勧めします.分析結果のレポートも有料ですが承ります.

イメージです

「一度、うちの炉を見てほしい」というご相談もお待ちしております

【お問い合わせ・お見積り依頼はこちら】
info(@)kne-hitec.jp

洗浄後に表面張力の回復したアルミ溶湯.炉体の付着物も取れていて、再びへばりつく様子もありません.

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

フラックス処理のハンズフリー化案 / Ideas for Hands-Free, Unattended Flux Treatment! "Set It and Forget It" Fluxing

15Aの白ガス管を右側のように組んでホースとランスを吊る架台とします.軽い方がいいですし、10Aでも組めるかもしれません.黒いアーチ部品はホースハンガー(Amazonで購入).ホースハンガーのアーチに合わせてホースを沿わせます.

ランスを遠くに届かせたい場合は自転車のリム(これもAmazonで売ってます)を半円程度にカットして取り付けると良いです.その場合は、架台の先端のチーズからU字の部分を作ると前後のU字でリムを支えらそうです.リムであればこの幅を狭く作っても済みそうです.

荷重を支える、手前側のチーズとニップルへの負荷が増えますので、この首の部分が折れないようにしっかり金属用シール剤(ThreeBond 1110F、Loctite 567)等で固定するか、何か工夫が必要かも知れません(良いアイデアがございましたら教えてください)

必要なもの
チーズ x 3
エルボ x 4
継手ニップル300mm x 2
継手ニップル150mm x 2
継手ニップル50mm x 2
白ガス管 1000mm〜 x 1(適した長さを選んでください)

(English)

Custom Stand for Supporting Lance Pipes and Hoses

I will assemble 15A gas pipes (steel pipes) as shown on the right to create a stand for suspending the lance pipe and hose. Since a lighter stand is easier to balance, using 10A pipes is also a viable option if the assembly allows for it. The black arched component is a hose hanger (purchased from Amazon); the hose will be routed along the curve of this hanger.

If you need the lance pipe to reach further (such as the center or the back of the furnace), a good solution is to cut a bicycle rim (also available on Amazon) into a semi-circle and attach it. In that case, by creating a U-shaped section from the tee at the tip of the stand, you should be able to support the rim using the front and back U-shaped structures. Using a bicycle rim may also allow for a narrower width compared to the hose hanger setup.

Please note that the load on the front tee and nipple will increase. To prevent this "neck" section from snapping or failing, it may be necessary to secure it firmly with a metallic thread sealant (such as ThreeBond 1110F or Loctite 567) or implement other reinforcements. (If you have any good ideas for this, please let me know!)

Required Parts:

  • Tee x 3

  • Elbow x 4

  • Nipple (300mm) x 2

  • Nipple (150mm) x 2

  • Nipple (50mm) x 2

  • White gas pipe (1,000mm or longer) x 1 (Choose the length that best fits your needs)

この部分に荷重がかかります.ストリートエルボで少し細く作れます
The load will be concentrated on this section. Using street elbows will allow for a slightly slimmer construction.

 

単管を単管ブロックに差した状態
The scaffolding pipe (single pipe) inserted into the scaffolding block.

これは、単管ブロックと単管です
ブロックは1,500円、単管1mは700円程度です

ここに上図にある1mの白ガス管の部分を立てます

白ガス管を立てて、ランスパイプとホースを掛けて(吊って)フラックス処理をします.ホースが荷重で引っ張られて落ちないように、何かで引っ掛けるかウエイト(インゴット等)を置いて留めてください

但し、前荷重になりますので、炉縁にもたれ掛けさせると倒れません

(English)

Base Assembly and Setup for the Support Stand

This setup uses a scaffolding base block and a scaffolding pipe (single pipe). The block costs approximately 1,500 yen, and a 1-meter scaffolding pipe is about 700 yen. You will insert the 1-meter white gas pipe section shown in the previous diagram into this base.

Once the white gas pipe is standing, you can suspend the lance pipe and hose from it for flux treatment. To prevent the hose from being pulled down by its own weight, please secure it with a hook or by placing a weight (such as an ingot) on it.

Please note that the structure will be front-heavy; however, it will remain stable and will not topple over if you lean it against the edge of the furnace.

炉縁と単管にスペースを設けたい場合は、直交固定クランプを使います(自在クランプはダメです)If you need to create space between the furnace edge and the scaffolding pipe, use a right-angle fixed clamp (swivel clamps should not be used)

 

埋込み坩堝や、炉縁にもたれさせたくない場合はこのようにして荷重バランスをとって自立させてください
If you are using an embedded crucible or simply wish to avoid leaning the stand against the furnace edge, please balance the load as shown here to allow it to stand independently.

直交クランプを付けて、後ろに単管を伸ばしたもの(長ければ切ってください)A setup with a right-angle fixed clamp attached and a scaffolding pipe extending to the rear (please cut the pipe if it is too long).

垂木クランプに、程よい長さの角パイプを溶接か締結してください(写真は単管で代用したイメージ)Weld or fasten a square pipe of an appropriate length to the rafter clamp. (The photo shows an example using a scaffolding pipe as a substitute.)

後ろ向きに付けた単管に(ランスパイプの重さに相当する)カウンターウエイトを、あるいはアルミインゴットを上に置いてください Place a counterweight (equivalent to the weight of the lance pipe) or an aluminum ingot on the rear-extending scaffolding pipe.

 
 

もしくは、炉毎に単管用の固定ベースを深めのアンカーで固定して自立させてください Alternatively, for each furnace, install a fixed base plate for the scaffolding pipe using deep anchors to ensure the stand remains self-supporting.

 

ランスパイプの先端は炉底につかないように調整して、程よいウエイトで炉側にホースが引っ張られないように固定してください(硬いホースですので簡単には潰れません.重すぎると潰れるので注意)Adjust the tip of the lance pipe so that it does not touch the furnace bottom, and secure the hose with an appropriate weight to prevent it from being pulled toward the furnace. (Note: While the hose is rigid and will not collapse easily, excessive weight may crush it, so please use caution.)

いずれ公式に製品として当社製品に完全にフィットしたものを開発するかもしれませんが、それまでの神戸オフィスのアイデアとして参考になさってください.ご質問や技術アドバイスのご依頼(できましたら保持炉洗浄のご依頼も)神戸オフィス宛までお願いします
While we may eventually develop an official product that is perfectly tailored to our equipment, please feel free to use these ideas from our Kobe Office as a reference in the meantime. For any questions, technical advice, or requests for our holding furnace cleaning services, please contact the Kobe Office.

 

ランスとホースをセットしてガスを開、そしてフラックス供給のスイッチを入れるだけで、あとはフィーダー任せ!

保持炉・手許炉は何基お使いですか?炉と同じ台数のフィーダーがあれば、朝イチバッチも一人でしっかり処理できそうですね!

ご注文お待ちしております!!

Just set the lance and hose, turn on the gas, and flip the flux supply switch—the feeder takes care of the rest!

How many holding or bale-out furnaces do you operate? With a dedicated feeder for each furnace, even the first batch of the morning can be managed thoroughly by a single person!

We look forward to your orders!

 
Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

20Aパイプを使う場合の注意点 / Precautions When Using 20A Pipes

(今回は計算系のTipsですので、結論だけ知りたい方はこのブログの最後に飛んでください)

管やホースで粉体を送る際の要素は、流速と流量です.ニードルバルブで生まれる圧力差が流速を決め、流速が粉を運び、流量が送れる粉の量を決め、レギュレーターで調整された圧力がそれらを維持するためのエネルギーです.

特別なランスパイプを使用する場合などにサイズが20Aしかない場合もあるでしょう.15Aから20Aに変えるには、おそらくレギュレーターの二次側圧力と流量を少し高めにする調整とと、フラックスの切出し量を少し下げる調整が必要です.湯はねのリスクは上がる可能性がありますので、蓋やシールドなどの湯はね対策の工夫はなさってください

一般的に当社のフラックス、この粉体がガスの中で沈降せずに浮遊して運ばれる限界速度は 10 m/s 前後 とされています。当社圧力調整器の2次側圧力が0.4MPaで、フィーダーの流量計で44L/min(実流量換算で20 L/min)という条件設定でざっくり計算してみました.5m(内径φ6.3mm)のホース内では、粉を詰まらせずに運べる最低限(10.7m/s)の流速のようです。設定流量を55L/min(実流量25L/min)に上げると13.4m/sとなり、粉体がホース内で沈殿してホースを狭窄・閉塞させる心配はなくなりりそうです.湯はねとのバランスで調整が必要です.

フラックスがホースを通過すると次はランスパイプです.ホース内で13.4m/sの設定でも、15Aのランスパイプに届くと急減速し2.05m/sになります.15Aであっても、もはやガスの流速だけではフラックスを送ることはできないとわかります.ですが、ランスパイプは立てて使いますので自重の力も合わせて落下していきます.20Aのランスパイプ中の流速は1.14m/sです.フラックスは5mのホース→ユニオンを経て流れ、ランスパイプでスピードが1/10〜1/20になります.ここに砂丘に砂が吹き溜まるようにフラックスの微細成分が停滞する可能性があります.もし、分解した際にユニオン辺りに小麦粉状の粉が溜まっているようなら、フラックスを切り出すモーターの回転数(rpm)を下げてみてください

つまり15Aのランスでもでも、20Aのランスパイプでももはやフラックスを飛ばす力はありません.パイプの中では落ちるのみ.その後は、溶湯重量による背圧(1mの深さであれば、0.0235MPa)に負けなければガスと一緒に溶湯内に出ていってくれるという訳です.あるお客さまで、独自に20Aのランスに変更してフィーダー処理をしておられるのを見て、なぜフラックスがつまらないんだろう?なぜ湯が暴れないのだろう?と不思議に思っていたのですが、このあたりに鍵があるのかもしれません

(English)

(This is another technical tip involving calculations. If you just want the conclusion, please skip to the end of this post.)

The key factors when transporting powder through pipes or hoses are flow velocity and flow rate. The pressure difference created by the needle valve determines the flow velocity, which carries the powder. The flow rate determines the volume of powder that can be transported, and pressure is the energy required to maintain these factors.

Switching from 15A to 20A pipes likely requires adjusting the regulator's secondary pressure and flow rate slightly higher, while slightly decreasing the flux discharge amount. Since the risk of splashing may increase, please implement splashing countermeasures such as using lids or shields.

Generally, the critical velocity required for our flux—this specific powder—to remain suspended in gas without settling is said to be around 10 m/s. I performed a rough calculation based on a setting where the secondary pressure of our regulator is 0.4 MPa and the feeder's flow meter reads 44 L/min (which converts to an actual flow rate of 20 L/min). In a 5m hose (internal diameter of φ6.3 mm), this provides a flow velocity of 10.7 m/s, which is the bare minimum required to transport the powder without clogging. Increasing the set flow rate to 55 L/min (actual flow of 25 L/min) results in a velocity of 13.4 m/s, which should eliminate concerns about powder settling and narrowing or clogging the hose. Adjustments are necessary to find the right balance with molten metal splashing.

Once the flux passes through the hose, it enters the lance pipe. Even with a setting of 13.4 m/s in the hose, the flow decelerates sharply to 2.05 m/s upon reaching a 15A lance pipe. It becomes clear that even with a 15A pipe, gas velocity alone is no longer sufficient to transport the flux. However, since the lance pipe is used vertically, the force of gravity assists the descent. In a 20A lance pipe, the flow velocity drops further to 1.14 m/s. After traveling through 5 meters of hose and passing through the union, the flux speed drops to 1/10th or 1/20th of its original velocity. There is a possibility that flux may accumulate here, much like sand forming dunes. If you find flux accumulating around the union when disassembling the unit, try lowering the RPM of the flux discharge motor.

In short, whether using a 15A or 20A lance, the gas no longer has the power to "blow" the flux through the pipe; within the pipe, the flux is simply falling. Beyond that, as long as the pressure is sufficient to overcome the back pressure from the weight of the molten metal (approximately 0.0235 MPa at a depth of 1m), the flux will exit into the melt along with the gas. I once saw a customer who had independently switched to a 20A lance for feeder treatment, and I wondered why the flux didn't clog or why the metal didn't become turbulent. The key may lie in these factors.

計測したところ、5mm幅で 54mmの高さのスリットでした
Upon measurement, the slits were 5 mm wide and 54 mm high.

スリットについて
当社では15Aのランスパイプの先端にこのようなスリットを入れることを推奨しています.底突きした場合にガスの出口がなくなってしまうからですが、スリットの面積を計算したところ500平方mmでした.15Aのパイプの断面積は204平方mmの2.5倍です.炉底によっぽど沈降物がある場合にはこれでも良いですが、何もなければ炉底のアルミ溶湯に届かないことになりそうです.先端が万が一塞がっても同じ面積の出口が横に確保されている状態を作るには、(炉底に厚い沈降物がない場合は)5mm幅でMax 20.4mmの高さのスリット2本で十分ということになります.20Aの断面積は366平方mmですので、Max 36.6mmのスリット2本(366÷5mm幅÷2本)までという計算になります

(結論だけ知りたい方はここから)

整理すると、

ホース内の流速について
10〜15m/sで調整されていれば5mのホース内にフラックスが停滞して詰まることは起きにくいはずです.ここに溜まって詰まる場合は、流速(ニードルバルブ前後の圧力差)が足りないと考えられるので圧力調整器の二次側圧力を上げてください.

ランスパイプ内の流速について
15Aでも20Aでもパイプ内には微風(2〜1m/s)程度の流速しかないため微粉末部分はこの風に乗りますが、顆粒成分は飛びません.顆粒成分はパイプを立てていれば、自重とガスの重さと1〜2m/sの流速で落ちてきます.大きい保持炉の炉奥を狙う場合にはランスパイプの角度が水平側に近づきますので、流速(圧力差)も流量も上げてください.

今回の内容については諸説あり、神戸オフィスの見解ですのでご質問や技術アドバイスのご依頼(できましたら保持炉洗浄のご依頼も)神戸オフィス宛までお願いします

(English)

Regarding lance pipe slits:

At KANAE, we recommend adding slits like the ones shown here to the tip of our 15A lance pipes. This is to ensure an exit for the gas in the event the pipe hits the furnace bottom. However, upon calculating the area of these slits, I found they totaled 500 $mm^2$—nearly 2.5 times the 204 $mm^2$ cross-sectional area of a 15A pipe. While this is acceptable if there is significant sediment at the furnace bottom, under normal conditions, the gas might escape before even reaching the molten aluminum at the very tip. To ensure that an equivalent exit area is maintained on the sides even if the tip is blocked (assuming no thick sediment), two slits with a width of 5mm and a maximum height of 20.4mm are sufficient. For a 20A pipe, which has a cross-sectional area of 366 $mm^2$, the calculation suggests two slits with a maximum height of 36.6mm (366 ÷ 5mm width ÷ 2 slits) are enough.

(Summary: Read from here if you just want the conclusion)

To summarize the key points:

Hose Flow Velocity

If the flow velocity is adjusted between 10–15 m/s, flux is unlikely to stagnate and clog the hose. If clogging does occur here, it is likely that the flow velocity (the pressure difference across the needle valve) is insufficient. In such cases, please increase the secondary-side pressure of the regulator.

Lance Pipe Flow Velocity

Whether using 15A or 20A pipes, the velocity inside the pipe is only about the strength of a light breeze (1–2 m/s). While fine powders can ride this air, granular components rely on gravity and will only descend properly if the pipe is held vertically. If you are aiming for the back of the furnace and the lance pipe angle approaches a horizontal position, you must increase both the flow velocity (pressure difference) and the flow rate.

These insights represent the technical perspective of our Kobe Office. For questions, technical advice, or requests for holding furnace cleaning services, please contact the Kobe Office directly.

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

流量計と実流量 / Key Points for Interpreting Flow Meter Scales

日本フローセル社製 NSP-6 Q712

(今回は計算系の情報ですので、結論だけ知りたい方はこのブログの最後に飛んでください)

カナエのフィーダーに採用している流量計はこちらです.出荷時期によって異なるものが付いているかも知れません.流量計に書いてあるように、内部圧力(入口/出口圧力)が0.4MPaの N2(窒素)用です.窒素ガスボンベが接続されて0.4MPaの圧力が流量計内にかかっているときの流量を測定できます

ところが、ニードルバルブの後に流量計が来ていますので、流量計内部の圧力は0MPa(ゲージ圧)=大気圧(1atm)です.つまり、実際のガス流量よりも、目盛では約2倍(2.2倍)に増幅されて見せるようにしています

ガスボンベの内容量にしては思ったより長く使えるな?と計算した方がいらっしゃるかも知れませんが、これが原因です.この目盛上の流量の半分ほどの実流量しか0.4MPaでは流れていません.

この流量計の目盛に実流量という意味はありません.炉の深さが1mのときは「0.4MPaで40L/minがちょうどよかった」と感じたら次回もその条件に合わせられれば良い、つまり目盛は目印です.こうすることのメリットは3つあります.

①目盛の解像度が上がる
本来数ミリしか動かない浮子が、数センチ単位の動きに増幅されて動いてくれるため、わずかな流量の変化が肉眼ではっきり捉えられます

②微調整が圧倒的に楽に
ギリギリの流量を狙う際に、繊細なバルブ操作が可能になります

③詰まりの予兆がわかりやすく
フラックスがランスパイプ内で詰まる予兆として、浮子がスッと下がる瞬間があります.実の流量よりも高く浮子が浮いていますので、沈み込みがわかりやすいです

(English)

(This post covers the technical calculations behind our equipment. If you just want the conclusion, please skip to the end of this blog.)

The flow meter used in KANAE feeders is shown here (the specific model may vary depending on the shipment date). As indicated on the device, it is calibrated for Nitrogen (N2) at an internal pressure (inlet/outlet pressure) of 0.4 MPa. This means it accurately measures flow when the flow meter itself is pressurized to 0.4 MPa by a connected nitrogen cylinder.

However, in our system configuration, the flow meter is positioned after the needle valve. Consequently, the internal pressure of the flow meter is effectively 0 MPa (Gauge Pressure), which is equivalent to atmospheric pressure (1 atm). Because of this pressure difference, the float on the scale is "amplified," showing a reading approximately 2 times (2.2x) higher than the actual gas flow.

If you have ever calculated your gas cylinder consumption and thought, "This is lasting much longer than expected," this is the reason. At a setting of 0.4 MPa, the actual flow rate is only about half of what is shown on the scale.

Strictly speaking, the values on this scale do not represent the "actual flow rate." Instead, the scale serves as a reference marker. For example, if you find that "40 L/min at 0.4 MPa" works perfectly for a furnace depth of 1m, you simply need to match that same mark next time. Setting up the equipment this way provides three major benefits:

1. Higher Scale Resolution A float that would normally only move a few millimeters is amplified into a movement of several centimeters. This allows the naked eye to clearly detect even the slightest changes in flow.

2. Significantly Easier Fine-Tuning When aiming for a precise, minimal flow rate, this setup allows for much more delicate and intuitive needle valve operation.

3. Clearer Warning Signs of Clogging When flux begins to clog inside the lance pipe, the float will momentarily drop. Since the float is hovering higher than the actual flow would normally dictate, this "sinking" motion is much easier to notice, allowing for quicker troubleshooting.

ヤマト産業社製 FR-50-N2

次にこの写真は神戸オフィスで使用している受託作業(溶湯処理、炉壁洗浄)用のフラックスフィーダーです.このように、ニードルバルブの手前(ボンベ側)に流量計を設置すると、目盛から実流量を直接読み取れます.修理がてら、計算どおりの圧力や流量表示になるか確かめるために組んでみました

実際に受託した洗浄作業で使用してみたところ、圧力計は(約1mの溶湯からの背圧を受けていても)ゲージ圧でほぼ0MPa(1atm)を指し、湯はねしにくいちょうど良い流量を湯面を見ながら調整したところ20〜25L/minでした.だいたい計算通りです.ホースとランスパイプで7mほどありますが、計算では背圧はほぼ0(0.0235MPa)です.背圧とはガスの流れとは逆方向の圧力=経路の流れにくさです.装置設計が優秀な故かもしれません.この構成の場合は、ランスパイプやホース内で狭窄や閉塞が起きるとこの2次側圧力が上がります

さてこの流量計の設計条件は、表示からもわかるように内部圧力(入口/出口圧力)が0.3MPaの N2(窒素)用です.0.3MPa用の流量計ですが、0.4MPaのガスを繋いでも構いません.流速が上がるため、詰まりにくくなるはずです.但し、実際の目盛よりも約1.1倍のガスが流れるということになりますので、実際の溶湯の動きを見て、怖くないように調整してください.

(English)

This photo shows the flux feeder used at our Kobe office for contract work, such as molten metal treatment and furnace wall cleaning. In this specific setup, the flow meter is installed before the needle valve (on the cylinder side), allowing the actual flow rate to be read directly from the scale. I assembled it this way during a recent repair to verify if the pressure and flow readings would align with my theoretical calculations.

When I used this feeder for an actual cleaning contract, the results were almost exactly as calculated. Despite the lance pipe being submerged about 1m deep, the pressure gauge indicated nearly 0 MPa (Gauge Pressure). I adjusted the flow rate while observing the surface of the melt to ensure there was no hazardous splashing, and it settled at a perfect 20–25 L/min. Even with a combined hose and lance pipe length of approximately 7 meters, the back pressure remained negligible (calculated at roughly 0.0235 MPa).

Back pressure is the resistance within the path that opposes the gas flow; the fact that it remains so low suggests the equipment's flow path design is highly efficient. In this configuration, if any narrowing or clogging occurs within the hose or lance pipe, you will see a corresponding rise in this secondary-side pressure.

As you can see from the display, the design specifications for this flow meter are for Nitrogen (N2) at an internal pressure of 0.3 MPa. While it is a 0.3 MPa model, it is perfectly fine to connect it to a 0.4 MPa gas supply. Doing so will increase the flow velocity, which should make the system even more resistant to clogging. However, keep in mind that at 0.4 MPa, the actual volume of gas flowing will be approximately 1.1 times higher than what the scale indicates. Always adjust the flow while monitoring the actual movement of the molten metal to ensure a safe and controlled operation.

アルゴンガスボンベ

では、最後にアルゴンガスについて

当社ではフラックス処理用に窒素ガスよりもアルゴンガスを推奨しています.その理由はまた次回以降にお伝えします.さて、アルゴンは窒素よりも1.4倍重いガス(密度が高い)です.少ない流量でも浮子を押し上げる力があります.

(English)

Finally, let’s talk about Argon gas. At KANAE, we recommend Argon gas over Nitrogen for flux treatment. I will share the specific reasons for this in a future post, but for now, let's look at its physical properties. Argon is approximately 1.4 times heavier (denser) than Nitrogen. Because of this higher density, it possesses a greater force to push the float upward, even at lower flow rates.

N2流量計にアルゴンを流す場合の補正計算

つまり、浮子は25L/minを指していても、実際には21L/minしか流れていないということです.

標準仕様のフラックスフィーダーをお使いの方で、窒素の場合では45L/minがちょうど良いと条件決めをされている方は、アルゴンを試してみられる場合には1.2を掛けてください.53〜54L/minに合わせると窒素の時と同じ体積流量になります

(結論だけ知りたい方はここから読んで)

整理すると、

標準仕様フィーダーに付いている流量計では、浮子の位置は2.2倍に増幅して見えています.実流量を概算したい場合は2.2で割ってください.

標準仕様フィーダーに付いている流量計(窒素用)にアルゴンガスボンベを繋いだ場合は、窒素と同じ設定(流量)では0.84倍の実流量しか流れません.アルゴンは窒素よりも重いガスなので、少ない流量で軽々と浮子を持ち上げます.つまり、浮子の位置ほどには実際は流れていないということです.いつもは窒素だけどアルゴンを試すという場合は、通常より流量を上げ目に調整すると良いかと思います(いつもの1.1〜1.2倍の流量設定にて湯面を見ながら調整してください)

今回の内容については諸説あり、神戸オフィスの見解ですのでご質問や技術アドバイスのご依頼(できましたら保持炉洗浄のご依頼も)神戸オフィス宛までお願いします

(English)

In simpler terms, if the float indicates 25 L/min with Argon, the actual flow is only about 21 L/min. For those using our standard specification flux feeders who have determined that 45 L/min of Nitrogen is the ideal setting, please multiply that value by 1.2 when switching to Argon. Adjusting the scale to 53–54 L/min will provide the same volumetric flow rate as your previous Nitrogen setting.

(Summary: Read from here if you just want the conclusion)

To summarize the key points:

  • Standard Specification Feeders: The float position on the included flow meter is "amplified" by 2.2x. To estimate the actual flow rate, divide the scale reading by 2.2.

  • Using Argon with a Nitrogen Flow Meter: If you connect an Argon cylinder to the standard flow meter (calibrated for N2), the actual flow will only be 0.84x of the Nitrogen equivalent at the same setting. Because Argon is heavier than Nitrogen, it lifts the float much more easily with less volume. This means the actual flow is lower than the float's position suggests.

  • Adjustment Advice: If you are switching from your usual Nitrogen to Argon, we recommend adjusting the flow setting slightly higher—typically 1.1 to 1.2 times your normal setting—while carefully monitoring the surface of the molten metal.

The insights shared in this post represent the technical perspective of our Kobe Office. If you have any questions, require technical advice, or would like to request our holding furnace cleaning services, please feel free to contact the Kobe Office directly.

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

フィーダーの湯ハネ対策 / Anti-Splash Tips for our Flux Feeders

フィーダーの湯はねは気になりますか?

当社のフィーダーは他社品と違って、①フラックスの切り出し流量と②ガスの流量をそれぞれ独立して設定できるので湯はねしにくく、詰まりにくく調整ができます

調整してしまえばあまり湯はねに遭いません.当社で受託している溶湯処理・炉壁炉底洗浄の現場ではもちろん保護具をしっかり身につけて作業しますが、かなり炉縁に近づいてのぞき込むぐらいの体勢で溶湯処理しています.むしろ腰が引けて離れて作業していると飛んでくることがあります.ランスパイプと溶湯面の角度も影響があるのかも知れません

気になる、少し怖い
そんな方に数百円でできるおすすめのカスタマイズ方法の紹介です

(English)
Are you concerned about splashing when using a flux feeder?

Unlike other products on the market, our feeder allows you to independently set (1) the flux discharge rate and (2) the gas flow rate. This unique feature makes it easy to adjust the settings to minimize both splashing and clogging.

Once properly tuned, splashing is rarely an issue. In fact, at the sites where we are contracted to perform molten metal treatment and furnace cleaning, our team works in a position where we lean in quite close to the furnace rim to monitor the process (while wearing full PPE, of course). Paradoxically, if you are hesitant and stand too far back, you might actually be more likely to get hit by a stray splash. The angle between the lance pipe and the melt surface may also play a role.

For those who still find the process a bit "concerning" or "intimidating," we would like to introduce a recommended customization method that can be done for just a few hundred yen.

ランスパイプの消耗品側にこのような円盤を取り付けます.その円盤とは…
Attach a disc like this to the upper end of the lance pipe. And as for what that disc actually is...

取り付けるのは切断砥石.比較的高温にも耐え、鉄板で製作するより軽く・安価
What we are attaching is a cutting disc. These discs can withstand relatively high temperatures and are lighter and more cost-effective than making one out of steel plate.

用意するもの
・ロックナット
・丸鋸用の切断砥石(15Aの場合はこのサイズの孔径がフィットします)
※もっと大きい範囲のハネをカバーしたい場合は探してみてください

(English)
Items Needed

  • Lock Nut

  • Circular Saw Cutting Disc (For 15A pipes, the arbor hole size of a standard disc fits perfectly.)

    Note: If you need to cover a wider splash area, feel free to look for a larger diameter disc.

15A(B 1/2)のロックナット(ホームセンターの水道用品コーナーにあります)
15A (B 1/2) lock nut (available in the plumbing section of most hardware stores).

アイデアを昨年お伝えして、神戸のダイカスト工場でお試しいただきました.「安心して作業できるようになった」そうです.ありがとうございます!

(English)
We shared this idea last year, and a die-casting plant in Kobe gave it a try. They reported that they can now "work with much more peace of mind." Thank you for the feedback!

20A(B 3/4)用のロックナットもありました.写真のよりは大きい孔径の切断砥石を探していただくと合うと思います
A lock nut for 20A (B 3/4) is also available at hardware stores. You should be able to find a matching fit by looking for a cutting disc with a larger arbor hole.

但し、注意点があります.ロックナットが入る分ソケットへのかかりが少し浅くなりますが、多少です.必要十分にはPTネジが噛み込み、締め付けは効きます.とはいえ、締結が緩んでランスが溶湯に落ちたりしないようにご注意ください.気になる方はランス側でうまくロックナットを滑らせてできるだけ深く入れるか、溶湯から抜いて冷えた際には物理的に緩む可能性はありますので念のため増し締めをなさってください(ロックナットがなくても緩むときは緩みます)※当社免責(汗

いずれ公式に製品として当社製品に完全にフィットしたものを開発するかもしれませんが、それまでの神戸オフィス発の非公式情報&現場アイデアとしてご参考になさってください.目的には十分だと思います

※モーター&減速機のAssyパーツは分解厳禁です.復元できずに故障した場合は有償修理となります…

今回の内容ついては神戸オフィスの見解ですので、ご質問や技術アドバイスのご依頼(できましたら保持炉洗浄のご依頼も)神戸オフィス宛までお願いします

(次回は、フラックス処理の無人化アイデア編です)

お持ちのフィーダーのご活用と、2台目、3台目、それ以上のご注文も、お待ちしております.

(English)

However, please keep the following points in mind: Since the lock nut takes up some space, the lance pipe won't sit quite as deep into the socket. That said, it’s a minor difference; the PT threads will still engage sufficiently for a secure fit.

Even so, please ensure everything is tightened properly so the lance doesn't loosen and fall into the melt. If you are concerned, try sliding the lock nut further up the lance to maximize thread engagement. Also, since parts can physically loosen as they cool down after being removed from the melt, we recommend re-tightening them just to be safe (though, let’s be honest, things can loosen even without a lock nut!). *Standard disclaimer applies! (sweat)

We may eventually develop an official, perfectly fitted accessory, but for now, please use this "field-tested" tip as an unofficial reference. It should be more than adequate for the purpose.

※Important: Please do NOT disassemble the Motor & Gearbox assembly. If it is disassembled and cannot be restored, resulting in a malfunction, it will be subject to a paid repair.

(Next Week: Ideas for Hands-Free, Unattended Flux Treatment!)

We hope you continue to get the most out of your feeder—and of course, we’re always ready for your orders for a second, third, or even more units!

Thank you as always for your continued support!

 
 
Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

クイック解析プログラム / 快速解析程序 / 빠른 해석 프로그램 / Quick Analysis Code for LEIBNIZ

ダウンロード / Download

散布図を作成するPython 3コードを無料で提供します。当社製熱分析装置「LEIBNIZ」をお使いのお客様はぜひお試しください。

ダウンロード / Download

実行すると数値の入力を待ち受ける状態になりますので、指示に沿って入力してください。SLS、SSPCの順で入力します。

我们免费提供用于创建散点图的Python 3代码。如果您是我们的LEIBNIZ热分析设备的用户,请尝试一下。

下载 / Dwonload

运行程序时,它会等待您输入数值,请按照说明输入。请按照SLS、SSPC的顺序输入数值。

산점도를 작성하는 Python 3 코드를 무료로 제공합니다. 당사 열분석기 'LEIBNIZ'를 사용하시는 고객님께서는 꼭 한번 사용해 보시기 바랍니다.

다운로드 / Download

실행하면 수치 입력을 기다리는 상태가 되므로 지시에 따라 SLS, SSPC 순으로 입력합니다.

We provide free Python 3 code for creating scatter plots. If you are a user of our LEIBNIZ thermal analysis system, please try it out.

Download

When you run it, it will wait for you to enter values, so please enter them according to the instructions. Enter the values in the order SLS, SSPC.

Il codice Python 3 per la creazione di grafici a dispersione è fornito gratuitamente. I clienti che utilizzano il nostro analizzatore termico LEIBNIZ sono invitati a provarlo.

Scaricamento / Download.

Eseguire il codice e attendere l'inserimento dei valori, quindi seguire le istruzioni: inserire SLS, poi SSPC, poi SLS, poi SSPC.

Código Python 3 gratuito para crear gráficos de dispersión Invitamos a los clientes que utilizan nuestro analizador térmico LEIBNIZ a probarlo.

Descargar

Ejecute el código y siga las instrucciones para introducir los valores SLS y SSPC, en ese orden


使い方 / How to use this code

一つの座標(x, y)の入力毎に⚫︎を追加して散布図を更新しますので、溶湯状態の遷移が可視化されます。SLSがx座標、SSPCがy座標です。10座標入力するか、okと入力すると終了します。

また青の破線で描かれた補助線を消す場合はoff、再表示する場合はonと入力します。青の破線は特にADC12材の場合の目安です。破線の上に出た座標が酸化物がより清浄な溶湯、下に出たものはより汚れた溶湯という判定をします。

但し、Python 3の実行環境が必要ですのでご用意ください。
以下は動作確認済みのものです。

Google Colaboratory(Chrome用)
※無料で利用できます。Googleアカウントは必要。Mac / PC上のChromeブラウザで動きます。ネットワーク接続が必要です。

Pythonista 3(iOS / iPadOS用)
※アプリケーションは有料です。スマホ、タブレットがネットワークに繋がっていなくても、実行できます。

Androidで動作するPython実行環境は調査中です。Pydroid 3はinput()関数に対応していないため動作しません。

散点图会随着每个坐标(x、y)的输入而更新,从而直观地显示熔融状态的转换。SLS是x坐标,SSPC是y坐标。输入10个坐标或输入“ok”即可完成。

要删除以蓝色虚线绘制的辅助线,请输入“off”,要重新显示它们,请输入“on”。蓝色虚线是辅助线,特别是对于ADC12材料。位于虚线之上的坐标被认为是具有更清洁氧化物的熔融金属,而位于虚线之下的坐标被认为是具有更脏氧化物的熔融金属。

但是,请注意,您需要准备一个Python 3执行环境。
以下已确认可用。

Google Colaboratory(适用于Chrome浏览器)
*免费使用。您需要一个Google账户。它适用于Mac/PC上的Chrome浏览器。需要网络连接。

Pythonista 3(适用于iOS/iPadOS)
*该应用程序需要付费。即使您的智能手机或平板电脑未连接到网络,您也可以运行它。

我们目前正在调查中适用于Android的Python执行环境。Pydroid 3无法使用,因为它不支持input()函数。

하나의 좌표(x, y)를 입력할 때마다 ⚫︎ 를 추가하여 산포도를 갱신하므로 용탕 상태의 전이가 시각화되며, SLS는 x 좌표, SSPC는 y 좌표입니다.

또한 파란색 점선으로 그려진 보조선을 지우려면 off, 다시 표시하려면 on을 입력합니다. 파란색 점선은 특히 ADC12 재질의 경우의 기준입니다. 파선 위에 나온 좌표가 산화물이 더 깨끗한 용탕, 아래에 나온 좌표가 더 더러운 용탕이라고 판단합니다.

단, Python 3 실행 환경이 필요하므로 준비해 주시기 바랍니다.
아래는 동작이 확인된 것입니다.

Google Colaboratory (Chrome용)
무료이며, Google 계정이 필요하며, Mac / PC의 Chrome 브라우저에서 실행됩니다. 네트워크 연결이 필요합니다.

Pythonista 3 (iOS / iPadOS용)
애플리케이션은 유료입니다. 스마트폰, 태블릿이 네트워크에 연결되어 있지 않아도 실행할 수 있습니다.

Android에서 동작하는 Python 실행 환경은 조사 중. Pydroid 3는 input() 함수를 지원하지 않기 때문에 동작하지 않습니다.

The scatter diagram is updated with each input of a coordinate (x, y), so the transition of the molten state is visualized. SLS is the x-coordinate and SSPC is the y-coordinate. Input 10 coordinates or input “ok” to finish.

To delete the auxiliary lines drawn in blue dotted lines, enter “off”, and to redisplay them, enter “on”. The blue dotted lines are a guide, especially for ADC12 material. The coordinates that fall above the dotted lines are judged to be molten metal with cleaner oxides, and those that fall below are judged to be molten metal with dirtier oxides.

However, please prepare a Python 3 environment for execution.
The following have been confirmed to work.

Google Colaboratory (for Chrome)
*This is free to use. You will need a Google account. It works with the Chrome browser on Mac / PC. A network connection is required.

Pythonista 3 (for iOS / iPadOS)
*The application is paid. You can run it even if your smartphone or tablet is not connected to the network.

We are currently investigating a Python execution environment that works on Android. Pydroid 3 does not work because it does not support the input() function.

Ogni volta che si inserisce una coordinata (x, y), viene aggiunto ⚫︎ e il diagramma di dispersione viene aggiornato, in modo da poter visualizzare la transizione dello stato del metallo fuso. 10 coordinate sono state inserite o inserire ok per uscire.

La linea ausiliaria tratteggiata in blu può essere disattivata o riattivata immettendo “off” o “on”. La linea blu tratteggiata è una guida specialmente per il materiale ADC12. Le coordinate che appaiono al di sopra della linea tratteggiata sono giudicate come metallo fuso con ossidi più puliti, mentre quelle al di sotto sono giudicate come metallo fuso con ossidi più sporchi.

Tuttavia, è necessario un ambiente di runtime Python 3, quindi preparatelo.
Sono stati testati i seguenti ambienti.

Google Colaboratory (per Chrome)
Viene eseguito nel browser Chrome su Mac/PC. È necessaria una connessione di rete.

Pythonista 3 (per iOS / iPadOS)
*L'applicazione è a pagamento. Può essere eseguita anche se il telefono o il tablet non è connesso a una rete.

L'ambiente di runtime Python che funziona su Android è in fase di studio; Pydroid 3 non funziona perché non supporta la funzione input().

Cada vez que se introduce una coordenada (x, y), se añade ⚫︎ y se actualiza el diagrama de dispersión, para poder visualizar la transición del estado del metal fundido. Se introducen 10 coordenadas o se introduce ok para salir.

La línea azul discontinua auxiliar puede apagarse o encenderse introduciendo «off» o «on». La línea azul discontinua es una guía especial para el material ADC12. Las coordenadas que aparecen por encima de la línea discontinua se juzgan como metal fundido con óxidos más limpios, mientras que las que aparecen por debajo se juzgan como metal fundido con óxidos más sucios.

Sin embargo, se requiere un entorno de ejecución Python 3, así que por favor prepárelo.
Se han probado los siguientes.

Google Colaboratory (para Chrome)
Se ejecuta en el navegador Chrome en Mac / PC. Requiere conexión a la red.

Pythonista 3 (para iOS / iPadOS)
*La aplicación es de pago. Puede ejecutarse incluso si el teléfono o la tableta no están conectados a una red.

El entorno de ejecución de Python que funciona en Android está bajo investigación; Pydroid 3 no funciona ya que no soporta la función input().

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

鼎水

以前、長野の「(かなえ)」というお蕎麦屋さんを紹介しましたが、今回は「水」。中国の鋳造工場に来ております。

ホームページも見つけました。
https://www.dinghu.com/

日本で言うと「六甲のおいしい水」や「南アルプス天然水」でしょうか。鼎湖山泉と書いて、ディンフーシャンチュエンで読むようです。

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

中国に来ています!

大手メーカーとの協業で中国に来ています。

熱分析装置「Leibniz」による溶湯分析、フラックスの効果検証と最適添加量の調査。溶湯管理方法の提案、溶湯の評価方法の指導。機械的特性評価試料の作成と加工方法の指導、その不良品の対策案を提案するなどしています。

「遅れている」や「ガラパゴス」等と言われることもある日本。一方で倫理観、おもてなし精神はすごいんだと誇張されている分野もあります。

例えば日本のタクシー。サービスは良いのかも知れませんが、おもてなしは求めていなかったり、ドライバーさんによって当たり外れはあります。欧米ではUber、東南アジアではGrab、中国ではDiDi。最近はUberよりLyftが良いという評判もあるようです。運転が安全だったかはドライバーの評価を見て選べますし、いろんな市販車に乗れる楽しみもあります。

さて今回の出張でさらに中国のスピードが増していることに気づきました。例えば名刺交換。まだ名刺のやり取りをする人はいますが、WeChatの連絡先交換でフォーマルな挨拶は完了します。他にも、注文書も領収書もチャットでやりとりするようになってます。PCの前に座っていたのでは遅いのでチャットで仕事が進んでいます。

「日本は日本のやり方があるから」「国の政策が違うから」ということも原因(言い訳)の一つですが、競争に負けてしまうならばそのやり方に意義を見つけるのは難しいようにも思います。

本題です。我々鋳造業界で他国からどう見られているか、感じたことをここで共有します。

残念ながら「日本の鋳造は遅い」と評価が定着しているようです。やるかやらないか回答が遅い、試作が遅い、納期も遅い、、、。日本に対応が速い会社はないのかと探している時期もありましたが、既に日本に鋳造依頼はしないと決めた会社も多数あります。

日本が中国や米国の速さについていけないその原因は、自分ごととして探究する能力や組織風土、スピードではないかと思います。つまり、中国の企業の人達は新しい知見に貪欲でお抱えの技術顧問の話だけが通るような事はなく、外部から来た技術者や営業マンからも話を聞き熱心に質問します。

そして行動が早い。すぐにテストをして、取り入れるかどうかをすぐに判断します。元来日本人技術者もこうだったはずなのですが、なかなかテストまで進まないことが多いですね。自分の考えること・決めることではないからや、部門間の責任の所在について望んだストーリーにならないからと変えない・変わらないことを選択している様子に見えます。

新しい知見や新しい装置をテストせず同じ不良に悩み続ける日本。自分達は後塵を拝していると認識しなければ

他国との距離は開くばかりです。今年のGDP予測では日本がドイツにも抜かれて4位に転落したそうです。数年でインドにも抜かれるでしょう。4年ぶりに中国に来て、距離を更に感じました。

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

令和6年(2024年)カレンダー完成

令和6年(2024年)幸運のカナエカレンダーのデザインが完成しました!

今回も春夏秋冬の四季だけではない二十四節気カレンダー。ふつーのカレンダーより6倍充実した一年を過ごせることが間違いない?幸運のカナエカレンダーです。

名入れしたロゴは黒と赤…といえばそれまでですが、特別色のPANTONE 426 C(別名Shark)を採用。赤は同じく特色のPANTONE 200 C(別名Shiraz)の贅沢仕様。シラーは赤ワインの葡萄の品種ですので、鮫と赤ワイン色。ロゴの位置もミリで調整しました。

プレゼント予定ですので、SNSでご希望の旨お知らせください。お楽しみに♪

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

アルケミスト(錬金術師)

アルケミストシリーズに今秋ついにオリジナルフラックスが誕生します。

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

新製品

フラックスフィーダー用のランスパイプ。装置内(フィーダー)でフラックスを不活性ガス(N2やAr)と混合したものを溶湯深くに吹き込むためのパイプです。消耗品として販売もしておりますが、お客さまにはホームセンターで購入できる白ガス管を加工して吹き込み用のパイプとして使用する方法もお伝えしていました。実際、多くのお客さまが自作されてます。

さて、この従来型のランスパイプにも欠点があります。フラックス成分がパイプの内側(特に先端部で)に触れたり付着すると溶けて付着してしまうことがあります。そのまま使用するとパイプが狭窄し、いずれ閉塞してしまいます。

この課題を解決するために、写真のように(イメージです)外側を不活性ガスのみが通るような高耐久のランスパイプを開発しました。外側は断熱ジャケットのような役割を果たし、内側のパイプが高温になることを予防します。このためフラックスが内側のパイプに触れても溶けることがなく、交換頻度を少なくすることができます。

※但し、耐久をよくするために2つのことをご注意ください。
1. 吹き込み完了後は、ランスパイプを溶湯から引き抜いた後に(できれば余熱が取れた頃に)ガスのバルブを閉に操作してください。
2. 外側パイプのガスの流量が少ない場合には十分なジャケット効果が得られないことがあります。調整をしてください。

イメージ写真です。実際とは異なりますが、このように外側を不活性ガスのみが通り、内側をフラックスとガスの混合したものが通ります。

実物写真

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

Pipe-in-Pipe

1月から試作していたフラックスフィーダーの新型ランスパイプの完成品を近日公開予定です。

Pipe-in-Pipeといって、一般的なアイデアですが、フラックスがパイプの中で溶けて狭窄・閉塞させてしまうことを防ぎます。

内側のパイプからはフラックスと不活ガスが、そして外側と内側のパイプの隙間からは不活ガスだけを出すことでフラックスが管の内側に触れても溶けて固着しないようになります。

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

本日のランチ

長野県にお邪魔してます。

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

ご来場ありがとうございました

展示会からもう1ヶ月が経ちました。11月の2週目は第8波が始まり始めているとの報道もあり心配しておりましたが、関係者のご準備やご理解もあり無事ダイカスト展を迎えることができました。そんな状況の中、会場にお運びいただいた皆様には感謝しかございません。ご来場ありがとうございました。

久しぶりにお会いする方は、お元気でなによりでした。何卒引き続きお付き合いをお願い申し上げます。ご同僚や上長様から当ブースを訪ねるようにと、案内状のマップに◯印を付けて探してくださった方もたくさんいらっしゃいました。初めての方、当ブースにお立ち寄りいただき本当にありがとうございました。良きご縁になるよう努めますのよろしくお願い致します。ご都合によりご来場が叶わなかったお客様は2年後にぜひお会いしましょう。

ブログ文中ではございますが、御礼申し上げます。ありがとうございました。

さてご希望いただいたお客様には順次 代理店や弊社営業担当より連絡させていただきます。お急ぎの場合はお手数をおかけして申し訳ないことですが、その旨お知らせください。よろしくお願い致します。

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

See you!

ご来場ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。

展示にご尽力いただいた草野産業様、ありがとうございます。

片付けを終えましたので地元に帰ります!またお会いしましょう!

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

本日最終日

おはようございます!本日が最終日です。お待ちしております〜

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

番外編

真夜中の中華街

Read More
Koichi Fujiwara Koichi Fujiwara

1日目

9時10分のオープニングセレモニーの後、開場しました。

Read More